私の頭の中には
パンダ園卒業前にとある飼育員から言われたある言葉が焼き付いている。
統合失調症は治らない病気なので薬は一生やめてはいけません。
今にして思えば、私達の未来を案じた上での発言だったのかも知れない。
誘発分娩で赤ちゃんを出産する大切なビックイベントが明日に迫っていると言うのに、電話越しで怒りながらおかしな事を言い放ち、電話を切られた。
出産前日という事もあり、心身ともに余裕がない。むしろ不安の方が大きい。そんな中での今朝の出来事…。
涙が出た…
パンダ園で薬漬けだった頃のパンダパパは確かに優しくて頑張り屋さんでお金の管理だって出来ていた。薬の副作用で体重は100を超え、毎月のように転んで怪我をしておしっこを漏らす事もあったけど、意味不明な事を言ったり怒鳴り散らしたりモラハラしたり散財したり暴れたりはしなかった。
離婚してひとりで子育てしている病気とは無関係の友達から「早く離婚した方がいいよ」「バカな旦那と暮らすよりひとりの方がよっぽどいいよ」なんて言われると少しだけ気持ちが揺らぐ自分がいる。
だけど…優しくて頑張り屋さんで確りしていた時の相方がいつかは舞い戻って来てくれるんじゃないか?という淡い期待も捨てきれない。
今は離脱症状が辛い時期で、相方自身も苦しんでいるのかも知れない。もしかしたら離脱症状で意識なんてないのかも知れない。時間が解決してくれるのを待つしかない。
気長に待つだけ。
脱走パンダの自由帳
-野生を生き抜く為の勇気と知恵-
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